インドネシアで徐々に広がるマヨネーズ文化 ~ナシメンタイのご紹介~

2022.02.24

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Selamat siang.(こんにちは) キユーピーインドネシア 営業の山敷亮介です。

先日、インドネシアジャカルタ日本人学校の中学2年生の「オンライン企業訪問」で、日本や海外でのマーケティングや営業の仕事について、お話させていただきました。

さて、皆さんはインドネシアというとどんなイメージをお持ちですか? 旅行先では世界有数のリゾート地、バリ島が有名ですね。食べ物だと何を想像されますか? 日本ではナシゴレンやミーゴレンが有名だと思います。実は、2017年にアメリカの放送局CNNが世界で最もおいしい料理としてインドネシアの「ルンダン」を紹介しています。世界でも注目のインドネシア料理ですが、その食文化は日本と似ているところもあります。その一つが米食文化です。インドネシア語で米を「Nasi(ナシ)」と呼び、インドネシアでも白いごはんとおかずが食事の定番スタイルです。ですが、味付けは大きく異なります。様々な種類の唐辛子を使って作る辛さが特徴のソース「サンバル」が代表的な調味料で、インドネシア人は辛い料理が大好きです。

左:市場の香辛料屋風景 / 右:伝統的な食卓風景

そんなインドネシアでは、食文化や味の嗜好性の違いなどにより、日本生まれの味は受け入れられないことも多々あります。異なる食文化の中でいかにして日本スタイルのマヨネーズを食べていただくか、その一例をご紹介させていただきます。

最近、インドネシアではナシメンタイという食べ物がブームになりました。その名の通り、ごはんにメンタイソースをかけてバーナーで炙ったメニューです。実は、このメンタイソースの主原料がマヨネーズなのです。過去から日本と同じような明太マヨを当地で提案してきましたが、インドネシア人にはその味が合わず、なかなか広がりませんでした。そこで、日本の明太マヨの固定概念を捨ててインドネシア人のためのメンタイマヨを提案した結果、今ではインドネシアの様々な場所でナシメンタイを始めメンタイマヨを使った料理を食べていただけるようになりました。日本とインドネシアの食文化がうまく融合して小さな食文化が誕生した事例です。

左:サーモンナシメンタイ / 中:スーパーでの料理講習イベントの様子 / 右:ナシメンタイのご紹介

今後は、マヨネーズやドレッシングを使ってインドネシア人の野菜摂取向上に努めたいと思います。インドネシア人の1日当たりの平均野菜摂取量は101gとされており、日本の野菜摂取推奨量350gから比べてもかなり少ない水準です。マヨネーズやドレッシングと一緒に野菜をもっと食べる食文化ができればインドネシア人の「美味しさ」「健康」に貢献できると信じています。皆さんも、健康のためにもっと野菜を食べましょう!
それでは、Sampai jumpa lagi.(またお会いしましょう)

キユーピーインドネシアオフィシャルウェブサイト: https://kewpie.co.id/

左:メンタイマヨを使ったサラダ「サーモンメンタイサラダ」 / 右:キユーピーインドネシアの商品

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