商品情報

16/01/06

No.1

<絶えず進化を続けるロングセラー>

キユーピー マヨネーズ(一部容量)とキユーピーハーフの賞味期間を12ヵ月に延長します。

キユーピー マヨネーズ(50~450g)は3月製造分からキユーピーハーフは1月22日(金)出荷分から

             

 キユーピーは、主力商品である「キユーピー マヨネーズ」の一部容量、および「キユーピーハーフ」の賞味期間を、従来の10ヵ月から2ヵ月間延長し12ヵ月とします。対象商品は、キユーピー マヨネーズの5容量(50g、130g、200g、350g、450g)と、キユーピーハーフの全容量(210g、300g、400g)です。キユーピー マヨネーズは3月製造分から、キユーピーハーフは1月22日(金)出荷分から順次切り替えます。

【賞味期間延長の意義】

 世界の穀物需給がひっ迫する中、食品ロスの削減は世界的な課題となっています。日本でも年間500万~800万トンの食品ロスが発生している(※1)と推計されています。この中には家庭内ストックの賞味期間切れによる廃棄分も含まれており、メーカーが賞味期間延長に取り組むことで、ロスの削減に貢献できると考えられます。また、非常時に商品の供給を維持する観点からも、賞味期間の延長はメーカーとして取り組むべき課題の一つです。

※1 農林水産省「食品ロス削減に向けて」より引用(平成23年の推計値)

【賞味期間を延長できた理由】

 工場で製造するマヨネーズは加熱殺菌した卵を使っており、常温でも同じ状態を保つことができます。しかし、長期間保存していると製品に含まれる酸素などの影響で品位が低下します。今回、キユーピー マヨネーズについては、原料の油に溶けている酸素を取り除く「おいしさロングラン製法」(2002年から導入)に加え、製造工程中の酸素レベルを下げることで、賞味期間を延長できることを確認しました。また、キユーピーハーフは、配合の変更により品位が向上し、賞味期間を延長できることを確認しました(キユーピーアヲハタニュース2016.No.2 参照)。

 キユーピーは、賞味期間延長のほか、世帯構成の変化にあわせ、開封後の商品をおいしく使い切ることを重視した容量の適正化なども行っています。今後も社会的課題の解決につながるような、技術開発・商品開発を進めていきます。

【対象商品一覧表】

ブランド商品名内容量現在の賞味期間3月製造分からの賞味期間
キユーピー マヨネーズ 50g 10ヵ月 12ヵ月
130g
200g
350g
450g
  • 賞味期間変更に伴う、JANコードの変更はありません。
  • 700g、1kg、12g(6g×2)×10本、および瓶では、賞味期間の変更はありません。
ブランド商品名内容量現在の賞味期間1月22日出荷分からの賞味期間
キユーピー ハーフ 210g 10ヵ月 12ヵ月
300g
400g
賞味期間変更に伴う、JANコードの変更はありません。

【改良を重ねて、さらなるおいしさを追求】

 キユーピーは1925年に日本で初めてマヨネーズを瓶容器入りで製造・販売しました。発売当初からの瓶容器に加え、1958年にポリボトル容器入りのキユーピー マヨネーズを発売したことで、食卓での使い勝手が向上し、マヨネーズの市場は大きく広がりました。しかし、当時のボトル容器は瓶に比べ保存性が悪かったため、将来的に同等の保存性を実現することを条件に発売が決まりました。以来、キユーピーは容器包材の技術開発や、製造上の工夫など、改良を重ねることで、商品の使い勝手と品位向上に努めています。

「キユーピー マヨネーズ」と「キユーピーハーフ」 改良の歴史(酸素との戦い)

1925年 キユーピー マヨネーズ(瓶)を発売。
1926年 真空ミキサーを導入。
原料撹拌中に空気が含まれるのを防止。
1958年 ポリボトル容器入りの
キユーピー マヨネーズを発売。
1972年 酸素透過性の低い、酸素バリア層を含む
プラスチックの多層構造容器を採用。
1988年 容器口部にアルミシールを採用。
外部からの酸素侵入を防止。
1991年 キユーピーハーフを発売。
1998年 充填後、ボトル口部に残った空気を窒素置換。
2002年 キユーピー マヨネーズ:
原料中の酸素を取り除く「おいしさロングラン製法」を採用。
賞味期間を7ヵ月から10ヵ月に延長。
2005年 キユーピーハーフ:
酸素吸収層を含む多層容器、「酸素吸収ボトル」を採用。
賞味期間を7ヵ月から10ヵ月に延長。
2016年 キユーピー マヨネーズ(一部容量):
製造工程中の酸素を減らし、賞味期間を10ヵ月から12ヵ月に延長。
キユーピーハーフ:
配合を変更し、品位が向上。賞味期間を10ヵ月から12ヵ月に延長。
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