AIがおすすめドレッシングを提案。「myドレッシング診断」を私たちが開発しました!

2023.04.10

食育 その他

ダイバーシティ

こんにちは。 キユーピー株式会社 デジタル推進部の生井信章、研究開発本部の高野森乃介、内田海登、家庭用本部の江森有香より、AIがおすすめドレッシングを提案する「myドレッシング診断」開発の取り組みをご紹介します。

たった5つの質問に答えるだけで、AIがおすすめドレッシングを提案!

myドレッシング診断は、たった5つの質問に答えるだけで、3,000以上のパターンからAIが瞬時に3つのおすすめドレッシングを提案してくれるコンテンツです。
質問項目は「気分」「ドレッシングを選ぶときのこだわりポイント」「サラダによく使う食材」「気になる味わい」「好みの味」の5つ。回答パターンからお客様の潜在的な心理を推定して、おすすめのドレッシングを導き出してくれます。
キユーピーの公式ホームページや一部の店舗のドレッシング売場に、お客様が購入時に活用できるよう小型パネルを設定しています。

キユーピーホームページ ドレッシングサイト

小型パネルと開発担当 江森

その日の気分や好みの味わいに合ったドレッシングを紹介したい!

ドレッシングは多種多様な味、商品数をもつカテゴリです。お客様は店頭で商品を見て選ぶ、探す楽しさがあるからこそ、自分好みのドレッシングにたどり着いたときに喜びがあると思います。一方で種類がたくさんあるため、どれを選んだらよいか迷ってしまうという声も多く聞かれます。
そこで私たちは、お客様がその日の気分や、作りたいサラダに合わせて自分好みのドレッシングに出会えるような、お買い物支援コンテンツの開発を考えました。多数のシリーズ、商品を展開するのがキユーピーの特徴ですが、他方で課題でもあり、これをAIの力で提案できないかという思いが「myドレッシング診断」に取り組んだきっかけです。

キユーピー ドレッシング各種

興味での自主学習から業務に。そしてお客様向けコンテンツへの挑戦。

生井と内田に関しては、学生時代に AIとは一切縁がありませんでした。ただ強い興味があり、簡単なプログラミングの構築を最初の目標として自主学習していました。少しずつスキルの上達を感じて、業務での利用に挑戦してみようと思ったのが、AIに関わる仕事のスタートです。
今回の開発はこれまでとは異なり、解析方針のアイデアから実装まで手本がなく、今までとは違う難しさやプレッシャーがありました。しかし開発メンバーでワイワイと会話する中で、何とか開発方針の糸口を見つけることができたのです。これまでの業務や研修を通じて得られた経験、また独学で学んだ成果が発揮できた! と実感した瞬間でもありました。
コンテンツが完成し、同僚に試してもらったときに「本当に好きな商品が出た! 」「意外と自分が好きそうなドレッシングを提案された! 」「お客様への話題のきっかけになり面白いコンテンツだね」などの言葉をもらい、無事に完成できて良かったと感じました。

AIモデルの開発を担当したメンバー 左から内田、生井、高野

社内の熟練者の知識をAIと繋げる! 今後も食のパーソナル提案へ

キユーピーの中にはマヨネーズやドレッシングに関する特徴を熟知している人がたくさんいます。今回のAIモデルは、ドレッシングの特徴や使用機会を基にして提案するという内容で、社内のスペシャリストの経験や知恵と、AIを繋げる構成をめざしたところがこだわったポイントです。
構築したAIは、まだまだ社内の熟練者ほどのスキルを持った状態ではありませんが、今後もどんどん成長させていきたいと考えています。また、お客様へ食のパーソナル提案を実現することで、キユーピーに興味を持ってくれる方 、ファンになってくれる方を増やしていきたいです。

提案の結果に対してお客様の「いいね」を、AIの成長につなげます

★AIのおすすめ! myドレッシング診断 >>こちら

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