絵本が運ぶ子どもたちの笑顔と幸せを願って! 「絵本を届ける運動」に参加
2024.10.18
社会 その他
環境 その他
こんにちは。 キユーピー株式会社 営業推進部の髙橋萌衣子です。
普段は、社内の営業メンバーが使う営業支援システムの活用をサポートし、営業活動の生産性向上と業務プロセスの効率化に取り組んでいます。
子どもが生まれてから、「世の中の子どもたちが笑顔で過ごせる環境づくりに貢献したい」という想いが強くなり、社内で募集しているマッチングギフト制度「QPeace」のボランティア活動にたびたび参加しています。今回は、シャンティ国際ボランティア会が実施する「絵本を届ける運動」に参加しました。
この活動は絵本が不足しているアジアの国々に、日本の絵本に現地の言語に翻訳したシールを貼って届けるもので、今年で25周年を迎えるそうです。絵本によって作成の難易度が異なり、私たちが担当した絵本は難易度★★★(じっくり集中)。シールの文字数や貼る場所が多く、しかもカレン語という初めて見る言語だったため、気を抜くと文字の上下も分からなくなることも。参加者4名で緊張感を持ちながら作業を進めました。
カレン語はミャンマーやタイ北部で使われている言語です。作業の最後には、それぞれの名前をカレン語で絵本にサインしました。見本の「あいうえお表」を見ながら何度も練習し、書き込みました。カレン語の文字がとても可愛いことを知ったのも新しい発見であり、素敵な出会いでした。
今回翻訳したのは「3匹のくま」という絵本です。最初に読んだとき、分かりやすい教訓もなく「これって面白いの?」と少し驚きました。でも、3歳の息子に読んであげると大喜び! 何度も「読んで」とせがまれました。「でっかい、中くらい、小さい」と、絵本の文字の大きさに合わせて声のボリュームも変えると、息子は大笑い。子どもだからこそ感じられる絵本の魅力があるんだなと感じました。目をキラキラさせて聞く息子と何度も読むうちに私もこの絵本が好きになっていました。
子どもへの絵本の読み聞かせを通して、絵本が持つ力を改めて実感します。生まれた頃は絵本に見向きもしなかった息子が、だんだんと絵を見て笑ったり、指さしをするようになったりする姿に、成長を感じる瞬間が何度もありました。言葉が話せるようになってからは、「これってあの絵本のカステラみたいだね! 」と、親子で笑い合えるようになり、絵本が共通の話題になる喜びも感じています。
今回私たちが担当した絵本も、届けられた国の子どもたちが、厳しい環境の中で、少しでも楽しい時間を過ごし、親子で笑い合えるきっかけになる1冊になればいいなと願っています。
●キユーピーグループ マッチングギフト制度「QPeace」
https://www.kewpie.com/sustainability/dietary-lifestyle/social/
●シャンティ国際ボランティア会
子どもたちへの本を通じた教育文化支援、国内外での緊急人道支援を行っています。
https://sva.or.jp/