子ども達の笑顔を一斉に見られる風景はたまらない幸せ
~保育士体験で「食生活アカデミー」を活用して~

2022.07.25

食育 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 家庭用本部の出井明子です。

私がこの投稿でお伝えしたいことは一つ。
「食育は子どもの幸せのためにあるもの。大人目線で食育という言葉にハードルを感じずに、気軽にできることからやってみてほしい。やってみたら、子ども達の笑顔にたまらない幸せを実感できるかもしれない」ということです。

先日、三男の保育園で1日保育士体験があり、食育プログラムを実施させていただきました。以前はパン作りや米粉クッキー作りなどを開催しましたが、今年度は飲食NG。そこで、キユーピー公式サイト内の「食生活アカデミー」を活用しました。
使ったのは「野菜クイズ」と「五大栄養素」のコンテンツ。効果音付きのクイズやヒーローに例えた栄養素の話は楽しい雰囲気づくりにぴったりなのです。給食の食材を栄養素別で分けていた子ども達にとっても、身近に感じてもらえる内容だと考えました。

食育プログラムの様子

「食生活アカデミー」を使って野菜クイズ

実際にやってみると、予想以上に盛り上がって、子ども達の歓声も聞かれました。終了後には「先生、楽しかったです! 」と笑顔できてくれて、それぞれのお家の野菜エピソードも教えてくれました。保育園の先生も一緒に楽しんでくれて「中級・上級に自宅で挑戦したい」と話してくださいました。
後日園長先生からは「素敵な食育の時間をありがとうございます。『旬』という言葉も教えていただき、子ども達に改めて説明しました。きっかけをいただき感謝しています」とお言葉をいただきました。保護者からも「子どもから聞きました! 」と教えてもらい、家で楽しそうに話してくれた姿を想像すると心がポカポカしました。

保育園の玄関には、野菜(きゅうり、ミニトマト、オクラ、ピーマン、枝豆)、お米、ころたんなどが栽培されていて、子ども達は収穫を楽しみにしています。クイズの中に「黄色の花を咲かせる野菜は?」という質問があり、答えはきゅうり。期待通り、正解率が一番高かったです。先生達も子ども達の観察力に驚いていました。

左から、保育園で育てているきゅうり、ミニトマト、お米

子ども達は日々色々なことを吸収し感じていて、食育も大人が考える以上に特別なものではなく、身近なものかもしれないと感じました。大人にとっては当たり前のことも子どもにとっては新鮮かもしれないし、これが初体験かもしれない。今、目の前にいる子ども達が、一瞬一瞬を楽しかった記憶に残してくれたら、それが今の自分にできる食育の全てだと感じています。
以前、関わりをもった子ども食堂の代表の方が「子どもは幸せになるために生まれてきた。そのお手伝いをしているだけ」と話していたことを思い出しました。
「食育は子どもの幸せのためにあるもの」この本質に気づいたら「食育にハードルを感じなくていい。できることからやってみよう」と思えるようになりました。これからも、自分ができることを意識・行動していきたいと思います。

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