重点課題と推進体制

私たちは、グループの理念と規範の実践を通じて、社会に貢献し続ける企業グループでありたいと考えます。
その基本的な考え方と推進体制、グループが取り組む重点課題とそれにひも付くサステナビリティ目標を示します。
加えて、サステナビリティの実現に向けた社内浸透を推進しています。

サステナビリティの基本的な考え方

キユーピーグループの考えるサステナビリティとは、グループの理念と規範の実践を通じて、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、グループの持続的な成長の基盤とすることです。

サステナビリティ推進体制

サステナビリティ推進体制

サステナビリティ委員会は、担当取締役を委員長とし、サステナビリティ目標の達成に向けた方針・計画策定および取り組みを推進しており、年2回委員会を開催しています。
重点課題に対する目標・取り組みについて、分科会や連携するプロジェクトで検討し、グループ内への浸透と定着を図っています。
また、リスクマネジメント委員会とも連携して、環境変化に対応し、経営基盤の強化を進めていきます。

サステナビリティに向けての重点課題

キユーピーグループでは、持続可能な社会の実現への貢献とグループの持続的な成長をめざして、サステナビリティに向けての重点課題として以下の項目を設定しました。

  • 食と健康への貢献
  • 資源の有効活用・循環
  • 気候変動への対応

社会の変化に対応し、より多くの従業員がサステナビリティへの意識・視点をもって、広く関わることが必要と考え、2021-2024年度で新たに策定した中期経営計画の経営方針に基づき、重点課題の見直しを行いました。
それぞれの重点課題の取り組みについて指標(サステナビリティ目標)を設け、実践につなげていきます。

重点課題特定のプロセス

バリューチェーンにおけるリスクと機会の分析に加え、社会変化にともなうリスクと機会を分析し、 「持続可能な開発目標(SDGs※1)」を参考にキユーピーグループが事業を通じて取り組むべき社会課題を抽出しました。次に、社会課題ごとに、ステークホルダーからの期待の大きさとグループが与える社会への影響の大きさを評価することで、取り組みテーマを特定し、「サステナビリティに向けての重点課題」としました。
なお重要性の評価においては、サステナビリティの国際基準GRI、ISO26000、SASBおよび各種ESG評価などを参考に、「キユーピーグループ 2030ビジョン」の考えを反映しています。

キユーピーグループが取り組むべき社会課題の抽出

バリューチェーンにおけるリスクと機会

キユーピーグループが取り組むべき社会課題の抽出 画像1

社会変化にともなうリスクと機会

分野 社会変化 リスクと機会
社会
  • 超高齢社会
  • 新型コロナウイルス感染症の拡大
  • 核家族や一人親世帯の増加
  • 貧困・格差の拡大
  • 多様な価値観の広がり
  • 健康志向の高まり
  • 外食機会の減少
  • 食のコミュニケーション不足
  • 食知識や体験への関心の低下
  • 人権意識の高まり
地球環境
  • 気候変動、パリ協定
  • 自然災害など不測の事態の増加
  • 森林破壊・水資源の枯渇
  • 農産物の質・収量低下
  • 脱炭素社会、エシカル消費
  • 海洋プラスチック汚染
  • 循環型社会の実現
  • 食資源の不足、食品ロス削減
  • 地球環境保護意識の高まり

サステナビリティに向けての重点課題の特定

サステナビリティに向けての重点課題の特定
SDGs 持続可能な開発目標 拡大する

※1持続可能な開発目標(SDGs)
SDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)は、2015年に国連で採択された国際社会共通の目標です。持続可能な社会の実現に向けて2030年までに達成すべき17の目標で構成されています。

サステナビリティ目標 ~2030ビジョンの達成をめざして~

サステナビリティ目標は、それぞれ「サステナビリティに向けての重点課題」とひも付いており、キユーピーグループとして取り組む内容を指標化したものです。
2019年に発表したサステナビリティ目標を、2021年度社会情勢を考慮して見直しを行いました。
「資源の有効活用・循環」においては、これまでの取り組みにプラスチック排出削減と再利用を目標に加えました。
「気候変動への対応」では、気候危機緩和への貢献と適応策の実施により、製造工程の見直し、再生可能エネルギーの計画策定、モーダルシフト、農産物調達との連動を進めることにより目標を修正しました。
理念と規範の実践を通じてサステナビリティ目標達成に向けてバリューチェーン全体で連携し取り組んでいきます。

サステナビリティ目標と実績

重点課題 取り組みテーマ 指数 2020
年度
実績
2021
年度
目標
2024
年度
目標
2030
年度
目標
SDGsとの関連付け
社会 食と健康
への貢献
健康寿命延伸への貢献 健康への
取り組み
食と健康
への貢献
  • 1人ひとりの食のパートナーとして
  • 1日当たりの野菜摂取量の目標値350gの達成に貢献
  • たんぱく質の摂取に貢献するために卵の消費量アップを推進
子どもの心と体の
健康支援
食を通じた
社会貢献
私たちの活動で創る子どもの笑顔の数
(2019年度からの累計)
17.7万人 20万人
以上
40万人
以上
100万人
以上
地球環境 資源の
有効活用・循環
野菜未利用部(キャベツなど) 資源の
有効活用
有効活用度 40.0% 未利用部30%以上の有効活用 50%
以上
90%
以上
食品ロスの削減(商品廃棄削減) 資源の
有効活用
商品廃棄量削減率
(2015年度比)
11.6% 25%
以上
35%
以上
50%
以上
プラスチック排出削減と再利用 資源の
有効活用
プラスチック排出量削減率
(2018年度比)
8%
以上
30%
以上
気候変動への対応 CO2排出量の削減 気候変動
への対応
CO2排出量削減率
(2013年度比)
10.5% 7.5%
以上
20%
以上
35%
以上

2021-2024年度中期経営計画において、一部内容を見直しています。

サステナビリティ目標は国内の数値となっています。

従業員への浸透

社会の持続可能性と企業の持続的成長には、従業員一人ひとりが、その考えや方針を理解し共感することが重要と考えています。

社内広報

統合報告書やコミュニケーションブックなどを従業員教育へ活用しています。社内広報ではキユーピーグループ社内報「iQP」、メールマガジン形式によるサステナビリティ通信「NewS」でのサステナビリティ情報を発信しています。

サステナビリティ通信「NewS」

キユーピーグループ
オフィシャルブログ

2007年3月にスタートした社会・環境への取り組みを社外発信する「キユーピーグループ オフィシャルブログ」では、実際に取り組むグループ従業員が記事を執筆することで、従業員一人ひとりがサステビリティへ共感することをめざしています。

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