食品ロスを減らすために私たちができること

2021.10.15

資源の有効活用

環境 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 サステナビリティ推進部の加藤豊美です。

10月は「食品ロス削減月間」、そして10月30日は「食品ロス削減の日」です。
最近よく耳にする「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨ててしまっている食品のことです。日本の食品ロスの量は、年間約600万トン※。これは日本人1人当たり毎日お茶碗1杯分のご飯を捨てているのと同じ量になります。もったいないですよね。

※農林水産省及び環境省「平成30年度推計値」

キユーピーグループでは、サステナビリティに向けた重点課題の1つ「資源の有効活用・循環」の中で、「食品ロスの削減(商品廃棄の削減)」を目標に掲げて取り組んでいます。 >>>重点課題と推進体制

活動の一部を紹介します。

【賞味期間延長と賞味期限「年月表示」】

食品ロスの中には、家庭内ストックの賞味期限切れによる廃棄分も含まれています。
製法や容器包装の改良など様々な技術を組み合わせることで賞味期間延長を実現し、また年月表示への切り替えにも取り組んでいます。

【商品在庫の適正化とお取引先との協働】

需要予測による生産と販売実績とのギャップによる商品廃棄や、流通段階での売れ残りによる返品について、生産・販売・物流の各部門とお取引先が連携して課題解決を進めました。
その結果、計画的な生産で商品在庫の適正化を実現したことと、お取引先との連携で売れ残りによる返品をゼロにしたことで、廃棄削減につながっています。

【フードバンク活動の支援】

「食品ロス」がある一方で、十分な食事が摂れない人たちも数多く存在しています。キユーピーグループは、フードバンク活動※を行う「認定NPO法人セカンドハーベスト・ジャパン」を2007年から支援し、マヨネーズやドレッシング、ジャムなどを寄贈しています。

フードバンク活動: 食品企業の製造工程で発生する規格外品などを引き取り、児童養護施設などの福祉施設や生活困窮者へ無償で提供する活動

キユーピーグループの取り組みについてもっと知りたいという方は、「サステナビリティ」サイトをご覧ください。

企業だけでなく、私たち一人ひとりがこの課題に向き合い取り組んでいくことが求められています。食品ロスの半分は、家庭から出されています。ちょっと意識を変えるだけで、食品ロス削減につながります。

▼買い物
・冷蔵庫の食材をチェック
・買いすぎない
・手前に陳列されているものから買う

▼保存
・適切な場所に保存する
・冷凍・乾燥・塩蔵など下処理の工夫
・ローリングストックを心掛ける

▼調理
・残っている食材から使う
・食べきれる量を作る
・食材を食べきる工夫

参照:消費者庁 「食品ロス削減啓発用パンフレット応用編」https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/pamphlet/pdf/pamphlet_181029_0002.pdf

一人ひとりが考え行動していくことが、より良い地球環境を残すことにつながります。今できることから始めてみましょう。

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