多様な人材の活躍のための取り組み

ダイバーシティへの取り組み

ダイバーシティへの考え方

キユーピーグループは、ダイバーシティを成長戦略の土台と捉え、世界で働く従業員一人ひとりの個性や成長する意欲を尊重し、個々の能力を最大限に発揮できる企業風土づくりに努めています。
すべての従業員がダイバーシティの担い手であること、対話やお互いを理解する姿勢などダイバーシティを身近に感じることを大切にして、取り組みを進めています。

ダイバーシティの推進状況

キユーピーグループでは、ダイバーシティの推進により、「ダイバーシティを受容する企業風土の醸成」と「グループ従業員一人ひとりの能力の発揮」の実現による、グループ全体の成長と社会価値創出に取り組んでいます。
「ダイバーシティ&インクルージョン」を推進する意義と目的を理解するための活動や、組織と従業員の成長を考えるディスカッションの機会を持ち、多様な従業員のそれぞれの成長に繋がる学びの場づくりなどを進めています。
2020年度時点でのグループ女性管理職比率は8.5%、キユーピー単体での女性管理職比率は10.2%です。2024年度には、単体女性管理職比率を18%まで引き上げるべく、女性総合職の育成施策や、「転居を伴う異動」のない総合職制度の導入による地域職から総合職への転換を促進するとともに、両立支援制度の充実にも力を入れています。

人材活躍の重要指数 2020年度
実績
2024年度
目標
2030年度
目標
女性管理職比率
(キユーピー単体)
10.2% 18% 30%

ダイバーシティを受容する企業風土の醸成

キユーピーグループ全体で、多様な人材が活躍できる企業風土の醸成に取り組んでいます。従業員一人ひとりのさまざまな視点・能力・スキルを全体の力につなげていくことを目的に、多様性を体感できる仕組みづくりや、グループ人材の流動化による総合力強化に取り組んでいます。
2017年度から実施しているダイバーシティアンケート(キユーピー単体)により、従業員のダイバーシティに対する理解度や意識も確認しながら、心理的安全性の高い企業風土をめざすことで、目標に向かってチャレンジできる環境であるよう努めています。

管理職層によるダイバーシティ推進の意義を考える場づくり

経営層や管理職層を中心に、グループにおけるダイバーシティ推進の目的を共有し、会話をする機会を設けています。
組織を横断して集まったメンバーが、経営層のリードのもと、ダイバーシティの重要性や推進の目的を改めて捉え直し、多様な能力やスキルを活かして、事業の課題解決や人材の成長を考えるディスカッションを行っています。
日頃、それぞれの場所でグループの成長に尽力する多様な仲間がオンラインで集い、個々のマネジメントにおける気づきやノウハウなどを共有することで、改めて組織や人材の成長への意識を高め、ネットワークをつなぐ場となっています。

グループ従業員一人ひとりの能力の発揮のために

グループ女性管理職勉強会

グループの女性管理職による勉強会を定期的に開催し、経営層による講義や管理職として必要な知識を学ぶ勉強会を実施しています。ありたい姿やそのステップ、自分らしいマネジメント方法を模索するとともに、女性管理職同士のネットワークづくりを通して、管理職として貢献できる自信を身につけていくことをめざしています。

障がい者雇用への考え方

キユーピーグループでは、障がいのある方も他の社員と同様に、個々の力を発揮し、働く喜びや生きがいを実感できる環境づくりをめざしています。
その一助として、障がい者雇用のグループ適用を行わず、キユーピー単体、特例子会社を含むグループ各社それぞれが各地域で雇用を行うことで、幅広い地域での多様な雇用創出につなげています。

障がい者雇用率の推移(2020年12月1日現在)

2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
3.02% 3.30% 3.54% 3.60% 3.67%

グループ会社における取り組み

特に生産部門では、積極的に障がい者雇用を進めています。キユーピータマゴは、全国で22カ所の工場において障がい者雇用を行っており、障がい者雇用率は5.64%、成田工場では16.67%となっています(2020年12月1日現在)。また、特例子会社であるキユーピーあいでは、館内物流、清掃、販促物作成・発送など多岐にわたる業務を展開し、障がい者雇用を推進しています。

人材育成への取り組み

人材育成の考え方

キユーピーグループでは一人ひとりのキャリアに真剣に向き合い、ダイバーシティを実現していくため、専門研修や、自己啓発プログラムの充実に加え、以下のような各種キャリア支援制度を実施しています。

1.成長マイルストーン制度(対象:キユーピー総合職)

2.キャリア自己申告制度

3.社内公募制度

従業員それぞれの「ありたい姿」や「成長の道筋」を明確にすることで、成長のための学びと、人事交流などの必要な経験を積むことを促進していきます。
具体的な仕組みとして、「成長マイルストーン制度」や「キャリア研修」を設け、これに加えて自らの異動希望を申告できる「キャリア自己申告制度」があります。
さらに、挑戦意欲の高い人をキユーピーグループ内から幅広く募集する「キユーピーグループ社内公募2030」を実施し、これまで新規事業や強化したいテーマを対象として、強い想いを持った応募者の中から選出してきました。
一人ひとりのポテンシャルの発揮や、想いを実現するこれらのキャリア支援の取り組みを通じて、適材適所はもとより、挑戦する風土を醸成し、多様な人材がさらに活躍できる状態をめざしていきます。

キユーピーキャリア支援体系図

褒賞制度

キユーピーグループでは従業員が積極的に挑戦し学習することの支援や会社の将来への提言を推奨することを目的に社長賞をはじめとする各種褒章制度を設けています。

社長賞

グループの技術や一人ひとりの創意工夫により成果・社会貢献を果たした際に表彰する制度です。社長賞を通してキユーピーグループならではの文化を作っていくことを目的としています。

発明賞

会社に大きく貢献した特許や社会貢献につながる特許を取得した際に表彰しています。

論文賞

従業員が世の中の変化や日頃感じている課題を通して会社の将来に対して提言するものです。
論文の執筆を通した自己研鑽も目的としており、50年以上続く伝統ある制度です。

資格褒賞制度

自発的に学ぶ風土づくりや一人ひとりのキャリア支援の一つとして、資格褒賞制度を設けています。従業員の学びを支援するとともに、会社として特に力を入れて推奨していく資格を伝えることで、従業員と会社がともに成長することをめざしています。

新たな挑戦に向けた取り組み

キユーピーグループは、マヨネーズやドレッシング、さらには卵や野菜まで、幅広い研究開発を推進するとともに、イノベーションを創出する制度を設けるなど、新たな挑戦に向けた取り組みを積極的に行っています。外部の力も活用しながらグループ協働で新たな価値を創造し、ステークホルダーの皆様の期待に応えていきます。

Kewpie Startup Program

従業員一人ひとりのアイデアの実現と新たな事業の創出に向け、社内公募制度「Kewpie Startup Program」を設けています。プログラム参加者は、部門の枠を超えたメンターとのネットワークを築くことができ、スキルアップ・キャリアアップへとつながっています。

「Kewpie Startup Program」発のアイデア

酢酸菌酵素を配合したサプリメント「よいとき」

ビジネスモデル公募制度の第一号商品となる「よいとき」は、キユーピーグループ独自の醸造技術により世界初の大量生産を実現した、酢酸菌酵素を配合したサプリメントです。

機能性表示食品「ディアレ」

「ディアレ」は、酢酸菌GK-1とGABAを配合したサプリメントです。

お酢作りに使われる酢酸菌の新たな可能性を突き止めた飲む人のための「よいとき」の発売後、同じ酢酸菌をテーマにしながら、「よいとき」とは異なる切り口で健康に寄与する研究を開始し、2018年の社内公募制度で採択されました。

酢酸菌GK-1は、花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減することが報告されています。鼻の不快感の原因物質として「花粉」の表示が認められた機能性表示食品は「ディアレ」が初めてです。

「Kewpie Startup Program」から生まれた商品

GABAポテトサラダ

2019年の公募で選出されたビジネスプランをもとに開発した惣菜業界で初となる機能性表示食品の惣菜シリーズ「カラダ想いメニュー」を2020年9月より首都圏で販売開始しました。
GABAを配合し「血圧が高めの方に」と表示することで、血圧が高めで気にしている人はもちろん、健康意識の高い人のためのサラダです。

GABAには、血圧が高めの方の血圧を低下させる機能があることが報告されています。今後はラインアップを強化していきます。

「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」を開業予定

埼玉県深谷市にて、「野菜にときめく、好きになる!」をコンセプトとする複合型施設の事業化を進めています。野菜や卵に関するキユーピーグループの知見を活かし、地域と一緒になって、野菜を楽しむ魅力的なコンテンツを提供していきます。

【施設概要】
施設名 深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム
住所 埼玉県深谷市黒田および永田地区内
敷地面積 約17,600M2(予定)
コンセプト

「“野菜にときめく、好きになる!今だけ、ここだけのサラダ体験”ができる」
野菜のいのちと彩りを、畑に入って五感で体験できる「畑ポタジェ」を軸に、3つのコンテンツで構成された体験型施設

  • 1.名物となる肉・魚料理 と、旬の野菜や卵などを生かしたおいしさを体験できる「レストラン」
  • 2.試食や対面販売を通して、地元・全国の旬の野菜・果物の食べ頃や食べ方がわかる「ショップ(マルシェ)」
  • 3.旬の野菜を収穫できるツアーなどを核とした「野菜教室(クラス)」
開業までの流れ 2016年 2月 キユーピーが優先協議の権利を取得
2016年 4月 深谷市とキユーピーの二者で基本協定を締結
2019年 11月 深谷市とキユーピーの二者で事業契約を締結
2022年 春 開業予定

深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム イメージ図

フレキシブルな働き方への取り組み

働き方についての考え方

キユーピーグループでは、従業員がさまざまなライフステージや状況に合わせて働き続けるとともに、最適な形で一人ひとりがその能力を発揮できるように、フレキシブルな働き方を整えることで、個々の成長と活躍を積極的に支援しています。

フレキシブルな働き方についての取り組み

コアタイムのないフレックスタイム制度や、在宅勤務、サテライトオフィスを活用し、時間と場所に捉われず、個々の役割や仕事の特性に合わせて、働き方を柔軟に選択しながら生産性を追求できる就労環境を用意しています。
時短勤務者に対してもフレックス制度を利用可能とし、仕事と育児を両立しやすい環境を整えています。

出産・育児支援の取り組み

育児休業中の従業員に育児支援サイトを使って定期的に会社の情報を発信しています。また復帰前には上司との面談を実施し、復帰後の働き方やキャリア形成について共有するとともに、上司から活躍への期待を伝えるようにしています。
上司には、育児復帰者に関する会社の各種制度やアンコンシャス・バイアスなどマネジメントに関する必要な知識をオンラインコンテンツを通して学習してもらい、復帰者のフォローが出来るようにサポートしています。
また育児経験を通して視野を広げ、自己成長につなげるために、男性従業員の育児休業取得を促進しており、お子さまが2歳になるまでに最低10日間の取得を義務化しています。

育児休業のしおり

育児支援サイト

育児休業取得状況

女性従業員

  • 当年に育児休業を取得している人数
    (対象:キユーピー単体)

男性従業員

  • 取得者数:子どもが生まれて2歳になるまでに取得した人数
  • 取得割合:子どもが生まれた年に育児休業を取得した比率
    (対象:キユーピー単体)

健康経営への取り組み

キユーピーグループ健康宣言

キユーピーグループは、「『おいしさ・やさしさ・ユニークさ』をもって世界の食と健康に貢献するグループをめざします」というグループの理念のめざす姿のもと、食を通じて皆さまの健康に貢献できるよう取り組んできました。また、グループで働く一人ひとりが、心もからだも健康に生き生きと企業活動を続けることが、事業の発展と社会への貢献につながると考えています。
キユーピーグループは、これからも食を通じて皆さまの健康に貢献するとともに、従業員とその家族の健康に真剣に向きあい、支援し続けていきます。

1.サラダとタマゴを通した健康増進

キユーピーグループは、野菜をサラダで食べるという食文化の普及と、栄養価の高いタマゴメニューの拡大を通して培ってきた技術を活かし、おいしく、楽しく、健康維持に役立つ食生活を提案していきます。

2.セルフケアを通した従業員とその家族の健康増進

従業員とその家族が、自ら健康増進をはかれるよう支援するとともに、健康に対する意識の向上に努めます。

健康経営 推進体制

健康経営 推進体制

グループ共通健康指標

キユーピーグループでは「健康年齢」を健康度を表す共通の指標としています。
「健康年齢」は健診結果から算出される年齢と実際の年齢との差で表します。個人通知に加え事業所毎にも算出し、事業所ランキングの他、レポートを作成し健康課題を共有しています。健康度を共通指標として表すことで従業員の健康意識の向上を図っています。

健康年齢は株式会社JMDCの登録商標です

健康年齢と実年齢の差(健康年齢ー実年齢)

ヘルスアップキャンペーン

キユーピー・アヲハタ健康保健組合では、年1回、生活習慣改善を呼びかける「ヘルスアップキャンペーン」を実施しています。
2018年からは事業所対抗戦を取り入れることで参加率も大幅にアップし、従業員が生活習慣を見直すきっかけづくりにしています。
コロナ禍の2020年度も、参加方式をオンライン化することで参加率を維持できました。

参加率推移

私の健康目標

2020年度は、グループの約11,000以上の従業員が、1年を健康に過ごすための目標「私の健康宣言」を掲げて取り組みました。2021年度は「サラダとタマゴで一人ひとりの健康を応援します」をテーマとし、栄養、運動、社会参加の3つの柱をデザインしたカードに一新しています。「私の健康目標」として従業員の健康意識の高揚を推進していきます。

私の健康目標

がん検診の受診率向上

キユーピーグループでは従業員全員が定期健康診断を受診しています。あわせて35歳以上の従業員には人間ドック、またはキユーピー・アヲハタ健康保健組合独自の「3点セット検診(大腸がん、胃がん、腹部超音波)」の補助を開始し、婦人科検診については、20歳から補助を行っています。
婦人科検診は、すでに首都圏で事業所集団検診を実施していますが、2021年度より「3点セット検診」の事業所集団検診を首都圏でスタートさせ、今後、エリアを拡大しながらグループの35歳以上のがん検診受診率向上をめざします。

禁煙対策

グループ従業員の健康維持・増進を目的に、2020年4月1日より東京都の2拠点の事業所(渋谷区、調布市)において敷地内喫煙所を撤廃し、敷地内全面禁煙をスタートさせました。同時に、グループを含めた全事業所でも、受動喫煙のない職場環境づくりを実現しています。
また、2017年から従業員の卒煙支援を強化し、禁煙外来、卒煙補助薬の自己負担額の補助や、自助努力での卒煙成功者に記念品を用意するなど、卒煙チャレンジを継続して促しています。

海外駐在員の健康管理

海外事業の拡大に伴い、駐在員の人数も年々増加しています。
海外駐在員にも、国内同様の健康管理体制を行えるよう、年1回人間ドックを受診してもらい、必要に応じて看護師からのアドバイスを行っています。また、メンタル面においても、赴任後3ヶ月後のヒアリング、ストレスチェックなどによるサポートを行っています。

労働安全衛生への取り組み

労働安全衛生に関する考え方

キユーピーグループの生産事業所では、キユーピー生産本部基盤向上推進部安全チームが中心となり、従業員が健康で安全な職場生活を送ることができる快適な職場環境づくりに努めています。主な活動として、次の3つを実施し、災害の未然防止と安全意識向上に努めています。

1.全生産工場の安全監査(国内75カ所、海外10カ所)

2.グループ安全会議

3.災害情報の水平展開

グループ一体となった予防安全の取り組み

キユーピーグループでは、2004年より予防型安全活動を推進しています。次の3つを実施することにより、リスクを許容可能なレベルまで下げ、安全第一の風土構築をめざしています。

1.リスクアセスメントの実施

2.安全教育手順書による教育

3.QBSS(キユーピー・アヲハタ安全基準)点検と是正

休業災害発生件数の推移(各年度4月末集計)

2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
休業災害件数 7 17 24 13 12
度数率※1 0.35 0.76 0.99 0.62 0.60
強度率※2 0.013 0.027 0.034 0.038 0.020

対象:キユーピーグループ国内工場

※1度数率=労働災害による死傷者数/延べ実労働時間×1,000,000

※2強度率=労働損失日数/延べ実労働時間×1,000

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